中国支部の活動について掲載いたします。
中国支部より支部の活動について寄稿していただきましたので紹介させていただきます。
四半世紀の回想
平成5年4月、意気揚々と発足した。
名城大学建築同窓会中国支部は25年の節目を迎えました。広島・山口県のOBが音頭を取り、中国5県の同窓の仲間が広島市に集結した初めての総会は華々しく大いに盛り上がった。
アジア大会(広島大会)の開催を一年後に控え広島は建築関連を中心として、バブル期の様態を示していた時代であった。40代~60代で社会の中枢をなし、それぞれが所属の会社では、実績と地位を持った面々が揃い、大いに盛り上がり、名城大学建築学科ここに有りの意気込みであった。総勢40名前後でのスタートであった。
第一の目的は名城大学建築学科の認知度の向上であった。方策として色々の意見があったが、先ずはそれぞれの所属の部署で活躍し実績を上げることで名城大学の存在感を示すこと。当時できる最善策として取り組んだ。後一つは総会での卓話で、会員の活躍の実績や取り組みを、30分程度で発表する“場”を作り会員相互が切磋琢磨しながら、コミュニケーションをとり親睦を深めた。又、組織のマンネリ化対応として、発足から10年間、広島・山口県で引き受けていた支部長を各県持ち回りとし、岡山~島根~広島~山口と一期二年毎引き受け、各県の特色を出したものにした。これは8年間は機能した。
あと一つの企画としては各県の特色のある建物を“ウォッチング”を実施する等して中国支部会員が共通の目的である名城建築の存在を知らしめたと思っている。
ここ、6~7年は新規入会者のないこと、会員の高齢化・疾病等で総会への出席者は下降しておりその傾向は止まっていない。そのことを踏まえて、総会を中国地区の中央に位置する広島市で開催している。森畑氏~松本氏~宮原氏~釜田氏~兼安氏と続いた支部長と支え続けた事務局は村重氏が発足以来25年間守っている。維持・存続については、同窓で建設関連業に関係しているOBに声掛けして賛助会員として入会して頂いている。また、総会時には、校友会(広島・山口)に協力を願い、出席いただいているのが現状です。このような現状を踏まえて以下の3点を重点方針として取り組んでいる。
- 年度総会と2度の役員会の実施
- 事業として“ウォッチング”研修の実施
- 未入会のOBの情報収集と勧誘
母校名城大学の入学者は東海地区が中心となり、益々地方へのOBは減少し“会”の存続も危ぶまれる現況を現実として受け止めて歴史ある支部を継承継続したい。
昨年の11月11・12日“ウォッチング”研修として、天白キャンパスとドーム前キャンパスを石川会長、丸澤副会長他の方々のご先導で実施した。天白キャンパスでは三浦、大塚両先生のご案内で研究実験棟の説明を受けた、その後ドーム前キャンパスでは岩崎前会長も同行して頂き視察を終えた。
中村校舎で育った私としては、この進化は隔世の思いであった。お世話頂いた同窓会幹部の皆様に、ここで改めて感謝の意を表したく、御礼申し上げます。12日は熱田神宮に参拝し、母校と建築同窓会の益々繁栄・発展を祈願しました。また、味噌煮込みうどん、味噌カツ、手羽先等々思いで深い食にも堪能できた、“ウォッチング”でもあった。
建築同窓会 中国支部長 中村正信